2024年6月26日、大阪府警の警察手帳を持ち歩き、堺市西区の浜寺公園にいた男性4人に職務質問などをしたとして、公記号偽造・同使用の疑いで能塚翔悟が逮捕されました。
能塚翔悟は自称「警察マニア」とのことで、警察手帳の他にも実際の警察官が所持するような色々な物を持っていたそうですが、犯行動機や犯行に及ぶきっかけは何だったのでしょうか?
今回は、能塚翔悟の顔画像やFacebookが特定可能なのかを調査すると共に、勤務先の運送会社の場所、そして犯行に及んだ理由や科される罪の重さについても調査しました。
能塚翔悟が公記号偽造の容疑で逮捕
大阪府に住む運送会社に勤める能塚翔悟は、警察手帳に取り付ける記章(エンブレム)を大阪府警のものに偽造し、さらに2024年4月17日に大阪府堺市西区の浜寺公園にいた20代男性4人に対して、自身で作成した偽の警察手帳を見せて「警察やで」と嘘をつき職務質問を装い、名前や電話番号を聴取したとのことです。
このように、押収された実物を見比べてみると、能塚翔悟の格好や偽造した警察手帳は本物そっくりに作ってあったため、職務質問された男性4人も「本物の大阪府警の人だと思った」と話していたそうです。
事件が発覚したのは2024年5月でした。
能塚翔悟の勤務先の会社が、手続きで奈良県警西和署に能塚翔悟の運転免許証のコピーを提出したところ、職員が免許証のフォントがおかしいことに気付き、免許証の偽造が発覚し、有印公文書偽造・同行使の容疑で逮捕されています。
つまり、能塚翔悟は今回警察手帳の偽造の件で再逮捕されたということになります。
能塚翔悟は自宅の捜索もされたのですが、そこで偽造された警察手帳やモデルガン、警棒を所持していただけでなく、さらには赤色灯やサイレンを自分の車につける改造までしていたとのこと。
警察は余罪もあるとみて、さらに入念に捜査を進めているようです。
能塚翔悟の犯行動機は?
能塚翔悟は警察手帳を偽造しただけでなく、その他警察官が装備しているような警棒やモデルガンなどを持っていたり、さらには自分の車に赤色灯やサイレンまでつけて、実際の警察官にかなり似せていたことがわかりました。
なぜ能塚翔悟はここまで警察官を装い、全く罪のない人々に職務質問をするようなことをしたのでしょうか?
警察の取り調べに対して、能塚翔悟は
「警察マニアとしての欲求を満たすために手帳を偽造し、職務質問した」
と、「自分は警察マニアで、その欲求を満たすために犯行に及んだ」と供述していたとのことでした。
おそらく能塚翔悟は子供の頃から警察官に憧れを持っていたのかもしれません。
もしかしたら警察官になるために勉強もしていたのかもしれませんが、それが叶わなかったのか、もしくは実際には警察官になる努力まではしていないものの、コスプレのような感覚で真似をしてしまったのかもしれません。
ですが、このような行為は「有印公文書偽造・同行使罪」という罪になるので、能塚翔悟はそこまでの罪になるという事の重大さを自覚しないまま行動に出てしまったのかもしれません。
能塚翔悟の勤務先の運送会社はどこ?
能塚翔悟は、逮捕された時点での報道では「配送運転手」と報じられていました。
まずは、能塚翔悟の現時点でわかっているプロフィールからまとめてみました。
【名前】能塚 翔悟(のうづか しょうご)
【年齢】26歳
【居住地】大阪府高石市
【職業】配送運転手
大阪府高石市は、人口約5.6万人の街で、国勢調査によると府下43市町村中38位とのことで、大阪府の中では人口が少ない街に住んでいるようです。
人口が割合少なめということだったので、高石市にある運送会社を調べれば能塚翔悟の勤務先の会社の特定が可能なのではないかと思い、調査してみました。
その結果、
このように、高石市内にある運送会社は全部で36件も出てきました。
そのため、能塚翔悟がどこの運送会社に勤めているか、1社に絞るまでには至りませんでした。
ですが、今後続報が出たり能塚翔悟の所属会社が何か謝罪の会見などをしたら明らかになる場合もあるので、続報を待ちたいと思います。
能塚翔悟の顔画像やFacebookは特定可能?
警察手帳の偽造や職務質問などを行った能塚翔悟は、逮捕された際に顔が写されたりFacebookなどのSNSを公開されたりしたのでしょうか?
詳しく調査してみました。
能塚翔悟の顔画像は?
逮捕された当日である現時点では、能塚翔悟の顔がハッキリとわかるかたちでは報道されていませんでした。
しかし、うっすらと顔がわかりそうな画像はありました。
先ほど画像として載せたこちらの押収品に関しての画像ですが、こちらをアップにしてよく見てみると、
このように、なんとなく顔の輪郭まではわかります。
この様子から、能塚翔悟の特徴としては丸顔で小太りなのかなと推測することができます。
能塚翔悟のFacebookは?
続いて能塚翔悟はFacebookのアカウントを持っているのか調査してみたのですが、同姓同名のユーザーは出てこなかったため、能塚翔悟はFacebookアカウントを持っていない可能性が高いと思われます。
また、その他X(旧Twitter)やインスタグラムなどのSNSについても同じように調査してみたのですが、能塚翔悟が使用していたと思われるアカウントを特定するのは困難でした。
おそらくアカウントを持っていたとしても、本名を使わずに使用している可能性が高いと思われます。
能塚翔悟の罪の重さは?
今回逮捕された能塚翔悟は、どのくらいの重さの罪に問われることになるのでしょうか。
現在逮捕された時点での容疑としては、「有印公文書偽造・同行使罪」という罪で逮捕されています。
公文書偽造等罪は、刑法第155条に規定されています。
内容としては、以下の通りです。
第百五十五条 行使の目的で、公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。
引用:刑法第155条
2 公務所又は公務員が押印し又は署名した文書又は図画を変造した者も、前項と同様とする。
3 前二項に規定するもののほか、公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は公務所若しくは公務員が作成した文書若しくは図画を変造した者は、三年以下の懲役又は二十万円以下の罰金に処する。
このように、公文書偽造等罪を犯した者には1年以上10年以下の懲役に処されるということになります。
ですが、能塚翔悟の場合は余罪もあるとみて捜査が進められています。
そのため、実際に科される罪は1年以上10年以下の懲役よりも重い罰が下される可能性も考えられます。
まとめ
今回は、自称「警察マニア」である能塚翔悟が犯した罪についてまとめると共に、犯行の動機や勤務先の運送会社について、顔画像やFacebookをはじめとしたSNSの特定、そして科される罪の重さまで幅広くご紹介してきました。
能塚翔悟はおそらくここまでの重い罪にならないと思い行動に及んでしまったのかと思われますが、このように捕まったことで自分がいかに許されざるべき犯行を犯してしまったのかを自覚すると共に、今後二度とこのようなことをしないよう反省し、更生してくれることを願っています。
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